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プロフィール |
Author:seikaiji02
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ほとんど更地 |
先週の土曜日くらいから、庫裏の解体が始まりました。庫裏はがちゃんと壊すだけですので、早いと思っていましたが週明けにはもう跡形もありませんでした。生まれ育った家がなくなるのは寂しいものですが、あまりにも解体が早かったために感傷に浸る島も与えてくれませんでした。
御堂のほうは、丸柱などを再利用するために、順番に解体していきましたが、それでも瓦の取り外しからわずか数日であっという間に跡形もなくなってしまいました。途中、柱だけの骨組みだけになったときに気付いたのですが、屋根部分の柱はどれも曲がっているものばかりでした。今みたいに真直ぐな直方形の柱は一本もありませでした。おそらく昔の宮大工は、そういった曲がった柱をどこにどう使うかを長年の経験や勘などで判断して、建造物としてのバランスを考えながら、組み合わせを決めて建築していったのだろうと思われます。今みたいな計算式やコンピュータもない時代ですから、当時の宮大工の才能に思いはせると、とても感心させられました。
今朝は雪でした。ほとんど更地になっている跡地を歩きますと、庫裏のある部分の基礎はなんだかとても狭い場所に見えました。人間は立って半畳、寝て一畳とも言われます。住んでいるときは広いと思っていた庫裏ですが、基礎コンクリートだけみると、こんな小さな場所で生きていたのかと実感させられました。
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引っ越しました |
最後の更新からはや一か月がたっていました。この一か月間は本当に忙しい日々でした。
まず、仏具の搬出にトラックが二台来て、宮殿や前卓や欄間といったものから、花瓶や鶴亀や和讃卓など、内陣のものを運び出しました。それから、数日後にさらにトラックが二台来て、ストーブや座布団や机や椅子などの備品を運び出しました。これで、お寺はガラガラになりました。
最後は家族の引っ越しです。これもトラックが二台来ました。我々はアパートに仮住まいするので、捨てるもの、倉庫に保管するもの、アパートに持っていくもの、これら三つに仕分けしなければなりませんでした。なかなか捨てがたいものも多く、これは大変な作業でしたが、今は無事新しいアパート生活を始めています。
さて、私は毎日内日角にお参りがありますので、内日角に行きます。自分が生まれ育った庫裏が壊されてしまった光景は、少しさびしいものがありました。そして、今日は御堂が瓦を外され、骨組みだけの状態で残っています。これもさびしい姿です。庫裏も御堂も、長い間ありがとうございましたという気持ちでいっぱいです。
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